消耗部品の交換とクリーニングはどっちが大事?
査定額を上げるコツは意外ですが、「洗車」と「室内掃除」です。
同年同型式でも「程度」が良ければ高額査定となります。
そこで言われる「程度」とは、消耗部品の交換よりも素人にもわかり易い見た目の綺麗さで大きく評価が分かれます。
当然買い取った車は車屋さんで洗車と室内クリーニングをしますが、手間がかかり余分な人件費と、最悪、専門業者に清掃委託する必要が出てしまうと、時間も経費も余分に発生し、仕入れてから販売するまでの回転効率が悪化し、利益率に大きく影響します。
それに対し、多くのユーザは、もうすぐ手放すのでと、普段よりも手抜きしてしまい、さらに洗車もしないまま査定に行き、「こんな汚れたクルマを平気で乗る奴は、普段の運転も雑だろう」と印象を与えてしまい、「汚れ+程度の悪い車」と二重に評価を落としているのです。
また、「ペットも一緒に連れて行かなくちゃ寂しい~」なんて飼い主の車は、シートにペットの毛が付着しているだけではなく、ペット臭が染み付いた最悪のパターンとなり、最も厄介な匂い除去のために、とてつもない手間を要することになるのが目に見えています。
つまりは、中古車業者や中古車購入客の立場で考えられるかがポイントなのです。
一般的に、新車でも1年後、たとえ走行距離が短くても、買取相場は半額程度になります。
しかし、購入したディーラーで、普通に査定したものを、今度は徹底的に洗車と
室内清掃&ワックスでピカピカにしてから買い取り専門店で改めて査定してもらうと、なんと20万以上も査定額がハネ上がり、買い取り専門店の担当者は「こんなに綺麗なクルマなら今すぐにでも売れるので、是非買い取らせてください!」と前のめりでした。
最近は高性能な除菌消臭スプレーがあるので、これを使わない手はありません。
ペット臭が無くても乗れば乗るほどクルマには独特の臭いが付着します。
消臭は手っ取り早い査定額アップツールなのです。
なお、洗車と室内掃除の時間が無い人は、ガソリンスタンドに依頼すると数千円程度で、数万円の買取額アップに繋がるので効果的な投資と言えますよ。